21世紀国際政治学術叢書(6) 越境する近代 覇権、ヘゲモニー、国際関係論

• • まえがき
• 序 問題関心の所在
• 第1章 国際的ヘゲモニーの論理
  • 第1節 ギルピンのヘゲモニー概念
    • (1)三つの批判対象
    • (2)覇権安定論――支配の一形態としてのヘゲモニー
  • 第2節 コヘーンのヘゲモニー概念
    • (1)修正された覇権安定論
    • (2)補足・矯正の議論
• 第2章 世界的ヘゲモニーの論理
  • 第1節 グラムシ派批判理論の問題設定
    • (1)認識論的批判
    • (2)存在論的批判
  • 第2節 コックスのヘゲモニー概念
    • (1)グラムシとグラムシ派批判理論との差異
    • (2)ヘゲモニー概念の転換――ギルの場合
• 第3章 「担い手―全体化」の問題設定
  • 第1節 「担い手―全体化」の問題設定の批判的検討
    • (1)ヘゲモニーと存在論的諸仮定
    • (2)イデオロギー概念の限界
  • 第2節 恣意的な発想
    • (1)英雄的実践
    • (2)視座の転換――英雄的実践の相対的な性格
• 第4章 国際関係論における全体性への意志
  • 第1節 空中楼閣から 「本質」なき世界へ
    • (1)欠如と充塡の二重性
    • (2)脱中心化された世界
  • 第2節 全体性への意志を超えて
    • (1)まなざしの政治学
    • (2)本質主義とモダニティの外部性
• 第5章 問題化と抵抗――二重の戦略
  • 第1節 ヘゲモニーとは何か
    • (1)グラムシのヘゲモニー概念
    • (2)グラムシを超えて
  • 第2節 現代政治へのディシデンス
    • (1)二つの抵抗戦略
    • (2)「二重の戦略」論
• 結 異議とは何か
• • あとがき
• • 初出一覧
  • 主要参考文献
  • 索引
  • 著者略歴

野崎孝弘(のざき・たかひろ)